4月1日午前、青島市政府新聞弁公室が記者会見を開催し、2024年における青島の「海洋経済の通知表」を発表した。それによると、2024年に青島市の海洋生産総額は5513億2000万元(1元は約20.24円)に達し、それぞれ中国全国と山東全省の海洋生産総額の5.2%、30.6%を占め、全市の地域生産総額の33%を占め、海洋経済の貢献度は45.9%に達し、全市の経済成長を2.1%押し上げた。海洋産業の第1次、第2次、第3次産業は協調して発展しており、それぞれ全市の海洋生産総額の2.9%、43.5%、53.6%を占めている。
海は青島最大の発展の特色であり、最強の発展エンジンである。去年、青島は経済・社会発展全体の計画・推進において海洋発展事業をより重要な位置に置き、海洋経済発展の質と効果の向上に全力を尽くし、強い海洋国家の建設に貢献するため、「先頭に立ち、主導的役割を果たす」ことに努めた。数値の背後に、青島は成長のエンジンを鍛造し、現代海洋産業の強力な台頭を牽引してきた事実がある。
昨年、青島海洋経済市場の主体規模は持続的に拡大し、全市の「四上(企業が一定の規模・資質・営収などを超えること)」海関連企業は3221社に達し、全省の約30%を占めた。海洋経済の基盤は安定しており、良好な方向に向かい、全市の15の主要な海洋産業は、合わせて2524億3000万元の付加価値を実現し、前年同期比8.3%増であり、全省の31.3%を占めている。現代的海洋産業システムの構築を加速し、全市の「4+4+2」現代海洋産業の付加価値額は2100億元を突破した。
プロジェクトは産業の「生命線」である。青島は「要素はプロジェクトに追随する」という原則を堅持し、構成モデルを革新し、海洋資源要素の効率的な供給を確保している。ここ2年で全市で合計281のプロジェクトの海上用地が承認され、面積は1万9800ヘクタールに達し、上海協力機構モデル区や膠州湾第2トンネルなどの海域利用需要を確保した。法規に基づき19のプロジェクトに対して海域使用料の減免(総額2億6000万元)を適用した。さらに「青島市海洋経済質の高い発展の支援15か条政策」では24項目の奨励・補助政策を実行し、1億4000万元の奨励金が137社の企業に恩恵をもたらしている。
青島市は多角的な要素を結集し、海洋経済の基盤を固め続けている。6つの重点海洋プロジェクトで中央予算内資金、超長期特別国庫債券、政府特別債などから7億元の資金援助を得るよう努力する。このうち、鰲山湾海洋生態保護・修復プロジェクトが全国1位として承認され、中央政府から4億元の支援金を獲得した。さらに、西海岸新区の現代海洋バイオ産業集積区と崂山区海洋人工知能産業集積区は全省初の現代海洋特性集積区に認定され、青島が全省認定数の1/3を占めた。山東省現代海洋産業技術革新センター8拠点(全省の47%)、山東省海洋工学技術協同革新センター31拠点(同27%)が青島市に設置されている。特筆すべきは、去年、2024年度山東省十大科学技術革新成果に、青島の海洋微生物群データベースと「問海」海洋環境予測モデルの2つの海洋関連成果が選ばれたことである。