ハイアール浄水中国・ドイツ商用工場が中国・ドイツエコパークで操業開始し、配水機、ティーバー機、ウォーターサーバー、商用機などの多元化製品を生産し、年間生産能力は200万台を計画する。これにより、同地区のスマート家電産業のさらなる発展が期待される。
本プロジェクトは、青島スマート家電産業チェーンの強化・補完を図る重要なプロジェクトであり、青島ハイアール水生態科技有限公司によって投資・建設された。世界レベルのスマートグリーン工場として当プロジェクトでは業界をリードする22個の技術と融合した応用と18個の先進製造技術を初めて創造し、完全自動化されたCNC(コンピュータ数値制御)板金ライン、業界最高の生産能力と効率を誇るウォーターサーバー組立ラインなどを備えている。さらに、製造業におけるモノのインターネット、ビッグデータ、人工知能技術を活用し、「5G+設備相互接続透明化プラットフォーム」や「5G+スマートパークグリーンエネルギー管理システム」などの技術革新を実現した。同時に、先進的な生産工程、自動化設備に加え、屋上太陽光発電駐車場、空圧機廃熱回収などのグリーン技術を採用し、プロジェクトは省エネ効率を著しく向上させ、従来の工場より、省エネルギー率は30%以上向上している。
ハイアール浄水中国・ドイツ商用工場は2023年3月に着工し、計画建築面積が3万5000平方メートルであり、生産能力達成時には年間生産額6億元(1元は約20.67円)を見込んでいる。青島自由貿易片区のスマート水生産産業の中核プロジェクトとしてプロジェクトはハイエンドインテリジェントグリーン製造の優位性を示すだけでなく、複数の業界標準の策定と適用を主導した。その操業開始と運営は、業界に新たな技術基準と産業化のベンチマークを確立することとなる。
青島自由貿易片区では現在、スマート水製造産業の構築に力を入れ、スマート家電の新しいサーキットを開き、国際的な水エコシステム産業クラスターの形成を推進している。昨年10月には、最初の給湯器製品の生産開始に伴い、総投資額30億元の水エコシステム相互接続工場が完成し、最大生産能力に達成すると年間500万台の電気給湯器、業務用浄水器および関連製品を生産可能な複合型スマート工場として稼働を開始した。現在、この地域には8つの産業プロジェクトが集まっている。より多くの産業プロジェクトの建設と運営に伴い、青島自由貿易片区は世界最大のスマート住居水生産基地の確立を目指す。