青島膠東空港税関から明らかにしたところによると、今年第1四半期、青島空港の出入国旅客総数がのべ75万人を突破し、前年同期比24%増であった。出入国旅客輸送便は6100便余りであり、前年同期比13%増となった。特に、春節期間の国境を越えた旅客の数が顕著であり、40日間の出入国便は2800便余り、旅客はのべ37万人余りである。前年同期比成長率はそれぞれ20%と28%であり、2021年に膠東空港へ移転して以降の春節期間における越境旅客数の過去最高を更新した。
出入国旅客数の持続的な増加に対応するため、青島膠東空港税関は青島空港グループと航空会社と共同で日本・韓国への「エアエクスプレス」を強化し、1日あたりに43便であり、ソウルや大阪などの都市間路線は「バス並みの高頻度運航」を実現した。さらに、東南アジア旅行ブームを受け、クアラルンプール、ニャチャンなどの人気国際線を増やす。東南アジア路線のレイアウトを充実し、旅客の往復の需要を満たし、越境ビジネス・旅行により多くの選択肢を提供している。
このところ、ビザ免除政策の拡大と高度化に伴い、入境政策は継続的に最適化し、青島空港の外国人旅客の出入国量が上昇する。第1四半期、青島空港の外国人旅客はのべ23万人を突破し、前年同期比40%以上の伸びを記録した。出入国旅客の通関を確保する一方で青島膠東空港税関は、青島空港のハブ機能の強化を継続し、航空会社の国際線就航を支援している。現在、東方航空、山東航空、首都航空は、海外6都市と国内29都市を結ぶ国際トランジット路線を開設した。
税関の「スマートトランジット」監管モードと航空路線ネットワーク拡大の相乗効果により、第1四半期の国際トランジット便の乗客数はのべ2万5千人近く、前四半期比71.5%増加した。このうち、ソウルを出発地または目的地とする乗客の割合は78.5%に達し、青島空港の東北アジア国際ハブ空港としての存在感が一層高まっている。
「以前は乗り継ぎに3時間も余裕を見て荷物の手続きをしていたが、現在、国際トランジットで荷物の直送と手続きの一括処理を実現した後、1時間以内に次の便に乗り継げるようになった。これは乗り換え客にとってかなり便利になった」と、頻繁に中国・韓国間をトランジットする王氏は実感を込めて語った。
東方航空山東分公司地上サービス部党支部書記の劉泓男氏は、東方航空が、出国路線網をさらに拡大し、海外では東京、大阪、福岡など3都市、国内では大連、貴陽など16都市に就航する予定であり、青島空港の全路線の30%をカバーすることになると述べた。
「まもなくメーデー連休を迎え、国境を越える旅客流動は新たなピークを迎える。我々は『スマート旅検』の革新的な応用シーンと『潮汐チャンネル』の動的な配分により、通関効率をさらに向上させ、旅客のスムーズな出入国を実現する」と、青島膠東空港税関旅検総合管理科の王青科長は語った。